エロゲのJANコードを見よう
エロゲって、ブランドは話題になっても会社が話題になることはほぼないですよね。
まあほとんどの人にとってはどうでもいいことなんですが、僕みたいなどうでもいいことが気になる人間にとっては気になります。
ブランドの所属する会社名を調べる方法は、主に4つあります。
一番楽。
ただし情報が古い場合がある。
②ブランド公式を見る
http://www.alicesoft.com/outline/
ぱれっと系列
「採用情報」のとこに書いてる場合もあります(逆に働く会社名も分からないまま応募するのも変な話ですが)。
③アンケートハガキを見る
パッケージ版に同梱されてるアンケートハガキの宛先に謎の会社名が書いてあれば、そのブランドはその会社のものということになります。
ただし私書箱を利用している場合は分かりません。
④JANコードを見る
はい、ようやく今回やりたかった話です。
JANコードとはざっくり言ってしまえば商品に印刷されてるバーコード(アレです)です。*1
このコードのおかげで機械的に商品を識別でき、受発注や在庫管理をはじめとした流通システムで扱えるようになります。エロゲも商品ですから、当然ついています。
小学生くらいの時聡かった人は「バーコードのしくみ」的学習コラムで学んだかと思いますが、JANコードは「どの業者」で「どの商品」かを示すために、一定の規則で作られます。
具体的にはいろいろあるわけですが、エロゲの場合は13ケタのコードのうち、最初の9ケタが「GS1事業者コード」、次の3ケタが事業者が商品に設定する「商品アイテムコード」、最後の1ケタが誤りを防止するチェックデジットになります。
今回注目するのは「GS1事業者コード」です。これはJANコードを管理している一般社団法人流通システム開発センターから事業者に貸与されるコードです。
つまりエロゲのJANコードを見れば、それを販売している事業者が分かるわけです。
「いやいや、JANコード見たって何もわからないよ」という声が聞こえてきます。
大丈夫です。
このページの左上のボックスにJANコードをぶち込んで検索すれば、事業者名が出ます。
「え~バーコードいちいち見るのめんどいよ~」という声が聞こえてきます。
大丈夫です。
げっちゅ屋ではなんと全ての商品のJANコードが商品ページに載っているのです。
これをコピペすればオッケー。
試しにやってみます。
「まいてつ」景気いいですね。ブランドはLoseです。赤字で囲んだところがJANコードです。
これをコピペして先程のGS1登録事業者情報検索サービス(GEPIR)で検索。
はい出ました。まいてつの販売事業者は(株)ボーントゥという会社みたいです。
ボーントゥで検索をかけたところ、AmazonのLose公式アカウントの販売者名が「株式会社ボーントゥ」だったので、間違いないでしょう(そもそもこんな方法で調べる必要はなかったのでは……)。
他に調べたやつ
softhouse-seal
Norn
よく考えたらWikipediaのこれでほとんど足りる気がする……
この方法で調べてると「ラッセル」「エンターグラム」「ホビボックス」がやたらと出るんですが、彼らがアダルトゲームの営業販売も行っている会社だからです。
例えばゆずソフトは株式会社ユノスのブランドですが、販売はラッセルが行っているので、JANコードもラッセルのものになっています。
あくまで販売事業者であって、=製作会社ではないので注意して見る必要があります。
そういう意味で見るとまどそふとは、
ナマイキデレーション、ヤキモチストリーム→エンターグラム
ワガママハイスペック→ホビボックス
ワガママハイスペック 萌えゲーアワード大賞受賞記念版、ワガママハイスペックOC、ラズベリーキューブ→ウィンディール
と変遷していて面白いです。
ここも景気よさそうですね。
というわけで、特に使い道はない豆知識でした。
最後にこの記事のきっかけになったTwitterアカウントを貼っておきます(僕ではないです)。フォローしよう!
*1:JANコード入門動画 | 一般財団法人流通システム開発センター
もっと詳しく知りたい人はこれを見てください。僕は見てません。